福島第一原発は壊れるにして壊れている
自分もこの当時は、正門前の放射線量が下がっているとか上がっているとか言われて、一喜一憂してました。
ただどう考えても、報道される情報にタイムラグがあり、何か情報操作をして情報を表に出さなないような違和感を感じていました。
そしてネットで情報を集めれば集めるほど、違和感が増大して、違和感から情報隠蔽しているぞ!という確信が自分の中にでてきました。
またその時に文部科学省の情報が運良く自分の元に入りました。
その情報は直接自分に入ってきたものではなかったので、デマかもしれないと思い、一応デマかもしれないと前置きを置き、
友人などに、数日でもいいから万が一に備えて、東京から離れた方がいいとメールしました。
自分は運良く3月19日の夜に悩んだ末に広島へ一時避難しました。
そのおかげで、3月21日以降の被曝は避けれました。。。
ちなみに東京でもっとも放射線量が高かったのは、3月15日です。
放射線量は21日の5倍程でした。
その時に東京に一番飛散したと思われる放射性物質は、キセノン133。
半減期が5日程と短く、外出を控えていれば、なんとかやり過ごせる放射性物質だったようです。
グラフをご覧頂けるとわかりますが、放射線量は一瞬だけ上がって、すぐに低くなっています。
21日以降は、おなじみの放射性ヨウ素とセシウムの登場です。
半減期がとても長い放射性セシウムが飛散したので、放射線量がなかなか下がりません。
ちなみに東京都健康安全研究センターが発表している放射線量に比べ、自分が測定した放射線量はその2倍~4程度でました(東京都健康安全研究センター前で測定)。
その数値の開きの理由としては、東京都健康安全研究センターの放射線測定器は、γ線のみ検出する測定器だからでだそうです。
自分の測定器は、全ての放射線を測定できるので、東京都が発表している数値の倍以上が出るというわけです。
どちらも正しい数値なのかもしれませんが、東京都が発表している数値を基準として安全を判断するのはリスクがある気がします。
以前都が公園などの放射線量を測定して、公表している数値も自分の測定値よりも低かったので、γ線のみの数値かもしれません。
それにしても、政府が国民の安全と健康、命よりも経済を優先している事もあり、
国民に適切な情報が流れず、今となっては国民全てが被曝するリスクを負ってしまっています。
政府がまともに機能していれば、放射性物質が飛散するという情報が国民に流れ、
個々で外に出ないようにしようとか、マスクをしようとかして、被曝リスクを減らせたはずです。
情報を握っておいて、国民に情報を出さないで被曝させる政府。。。本当に酷いものです。
こういう認識が原発事故を起こしたわけですね。
他にぱっと思いつく事故原因や対策の遅れの理由・・・
原発マネーに群がる人間達が原発を稼動させていること。
最大で600ガルしか耐えれない全国の原発であっても、事故はありえないという認識。
事故が起きても、刑事罰のような責任を問われない電力会社や原子力安全・保安院、原子力委員会の存在。
原発内に欠陥がありながら、原発の修理保全を怠る。
地震により送電線が簡単に壊れる。
津波の前に主要冷却の配管損傷。
津波がきて、より施設が破壊される。
事故対策をしていないから、対応がごてごて。
情報を隠すから、大胆かつ的確な対策をとれない。
情報を隠すから、海外からの協力も受けれない。
今回の事故はまさしく人災です。
そりゃ~原発は壊れるにして壊れたわけで、今まで福島第一原発のような事故が起きなかったのが奇跡です。
今回の福島第一原発の事故は、国としての不幸中の幸いと言うべきか、東に原発が建てられていたことです。
これが西日本の原発事故だったら、放射性物質が偏西風の風に乗って、日本はほぼ壊滅的打撃を受けてたと思います。
そんな危ない原発は全国にあります。
もう全て即時廃炉すべきです。
by hohohodayo
| 2011-07-23 11:05
| 福島第一原発