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南相馬市に出荷自粛要請…肉用牛からセシウム

読売新聞 7月9日(土)3時4分配信

 福島県南相馬市の農家が東京都内の食肉処理場に出荷した肉用牛11頭のうち1頭の肉から、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出され、福島県は8日夜、南相馬市に肉用牛の出荷自粛を要請した。

 厚生労働省によると、肉類から規制値を超える放射性物質が検出されたのは初めて。11頭の肉はいずれも流通していないが、この農家からは5月30日~6月30日に6頭の牛が出荷されており、厚労省で追跡調査を始めた。

 同セシウムが検出されたのは、福島第一原発から20~30キロ圏内の緊急時避難準備区域内の農家が飼育し、東京・芝浦の食肉処理場に8日に搬入された牛。厚労省の依頼で東京都が解体された枝肉を検査したところ、規制値(1キロ当たり500ベクレル)の4倍以上に当たる2300ベクレルを検出。都は残る10頭も検査している。

 計画的避難区域と緊急時避難準備区域で飼育されていた牛は、福島県が全頭、体表面をサーベイメーターで検査するなどして安全性を確認し、出荷することになっているが、今回の牛はその検査をくぐり抜けたとみられる。

 厚労省は8日夜、福島県と同県に隣接する6県に牛肉の放射性物質検査を強化するよう緊急で通知した。同省は「食べてもすぐ健康に影響はない」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110709-00000005-yom-soci-----------------------------------------------------

4月頃に牛乳に放射性物質が混入との報道がされましたが、7月に入り、
牛肉から放射性物質のセシウムが検出されました。
セシウムは筋肉に比較的溜まりやすいそうなので、牛肉からセシウムが検出されたのも納得です。

懸念されるのは、牛乳から放射性ヨウ素が検出されてから間もなく、
人の母乳からも放射性ヨウ素が検出されました。

ということは、牛と人間は体の構造は違うにしろ、
呼吸もするし、口から水や食べ物を取るわけで、体内に放射性物質が入ってくる経路はまったく同じなわけで、
かなりの確立で、南相馬市やその周辺の地域の方達は、セシウムなどの内部被曝をしていると思われます。

東京でも体に影響が出るかは運次第だと思いますが、内部被曝している方達は多いはずです。

政府が食品の暫定放射性物質基準値を上げてしまったので、空気、水はともかく、
汚染された野菜、肉は市場に出回り、次は本格的に東北地方やその周辺で漁が始まれば、
魚からはストロンチウム90や放射性セシウム・・・などを含んだ魚が市場に沢山出回るはずです。

ここまでくると、諦めか覚悟を決めて、日本人は数十年間、放射性物質で汚染された物を食べ続けなくてはならないのかもしれません。

一度の事故でとんでもない被害を与える原発。

原発を受け入れた町には、250億円近くのお金が舞い込んできます。
その恩恵を受けたい人達の気持ちは分からなくてもないですけど、
放射性物質による人体への影響は、親、子供、その子供・・・と続いていきます。
まして使用済み燃料の処理方法も確立できていない原発。。。
今の自分たちがより良い生活さえできれいい!というわけではなく、
大人達は自分達がこの世からいなくなってからの事も考え、美しい日本を残していってほしいものです。
日本には美しい場所が沢山ありますから。
by hohohodayo | 2011-07-09 08:33 | 福島第一原発