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年間1ミリシーベルト以下が目標のトリック!? 学校活動制限で文科省

以下記事

 文部科学省は26日、「年間20ミリシーベルト」としている小中学校などの屋外活動制限の放射線量の暫定基準を当面、維持しながらも、「年間1ミリシーベルト以下」を最終目標として新たに掲げる方針を固め、福島県教委に伝えた。近く公表する見込みだ。
年間1ミリシーベルトは、原発から発せられる放射線量で一般公衆が浴びる上限値として経済産業省が告示している。
ただ、県内では東京電力福島第一原発事故の「警戒」「計画的避難」「緊急時避難準備」の各区域以外でも積算線量が1ミリシーベルトを超えた地点が複数あり、基準値を20ミリシーベルトから一気に引き下げるのは困難な状況だ。このため、上限値は変更しないまま、有識者の意見を踏まえて子どもの被ばく量軽減や健康確保に向けた対策を進めていくものとみられる。

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9848970&newsMode=article

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福島県内の学校で子どもたちが受ける放射線量の問題です。文部科学省は27日、児童や生徒が学校内で受ける線量について、年間1ミリシーベルト以下を目標とすることを発表しました。

 「改めて年間1ミリシーベルト以下を目指す」(高木義明 文科相)

 文部科学省は27日、学校内で子どもたちが受ける放射線量について、当面は年間1ミリシーベルト以下を目指す方針を発表しました。しかし、学校外を含めた放射線量の年間20ミリシーベルト以内という基準は、依然として「変えない」としています。

 「(年間20ミリシーベルトの基準は)私は受け入れることができません」(東京大学・小佐古敏荘教授、4月29日)

 この20ミリシーベルトをめぐっては、東京大学の小佐古教授が「受け入れられない」として内閣官房参与を辞任しました。さらに、福島県に住む親たちが文科省を訪れ、抗議活動を行いました。

 「はっきり言ってモルモットにされるのは耐えられない」
 「自分の子どもを持つ親だったら、できるかぎり(放射線を)浴びさせたくない」(参加者)

 なぜ、全体の基準は変えないのでしょうか。文科省のある幹部は我々の取材に対し、こう本音を漏らしました。

 「全体の限度を年間1ミリにしたら、福島県内で義務教育ができなくなる」(文科省のある幹部)

 文科省は当面、学校内で受ける放射線量は年間1ミリシーベルト以内を目指すとしています。その対応として、校庭で1時間あたり1マイクロシーベルト以上の学校に対しては、土の除去費用を国がほぼ全額補助するといいます。また、すべての学校に線量計を配布し、子どもたちが受ける実際の線量のモニタリングを始めるといいます。しかし・・・。

 「1ミリシーベルトと言われても、子どもたちは結局外で遊べない。まだまだ安心できない」(親)

 文科省は夏休み後に「20ミリシーベルト」について基準を見直すとしていますが、二転三転する現状に親の不安は尽きません。(27日16:54)

http://www.mbs.jp/news/jnn_4735930_zen.shtml

毎日放送より。

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これじゃ~だめです。
学校以外の被曝は考慮されてません。

現時点で子供達に年間20ミリシーベルトまでの被曝量を許している事を考慮し、
子供が学校に6時間いたとして、残りの学校にいない18時間は、今まで通りの20ミリシーベルトが適応されます。
そうした場合、一日の1/4を1ミリシーベルトの基準で過ごし、
残りの3/4は20ミリシーベルトの基準値で過ごす事になります。
365日で考えると、1ミリシーベルトで生活する日数は92日間、残りの273日間は20ミリシーベルトで過ごす事になります。
その273日以外にも、休日や夏休み冬休みなど学校で過ごさない時間プラスすると、20ミリシーベルトの日数はもっと増えてしまいます。

最大被曝量が20ミリシーベルトとして考えると、この目標が実行された場合、-5ミリシーベルト減の15ミリシーベルトの数値となります。

百歩譲ってその半分にしても、7.5ミリシーベルト。被曝のリスクは高いと思います。。。

こんな目標数値で安全でしょうか?

NHKの放送では、この1ミリシーベルトの目標で、子供たちの被曝量は9.9ミリシーベルトになると言ってました。
大人が一年間被曝していい1ミリシーベルトの10倍です。。。

文科省の方針って、学校では一応被曝しないように面倒みてあげるけど、それ以外は子供の事は考えません!!
一応これで職務をまっとうしました的アピールでしかないような。。。

前にも書きましたが、この1ミリシーベルト目標(20ミリシーベルト基準)は、外部被曝のみを考慮した数値なので、
呼吸からの内部被曝、食べ物からの内部被曝、飲料水からの内部被曝などが加われば、
子供達の被曝量はさらに増えます。

今回掲げた意味不明な目標数値。。。
いったい何がしたかったんでしょうか?

少なくとも子供の事は考えているようには思えません。

文科省のある幹部が言った、「全体の限度を年間1ミリにしたら、福島県内で義務教育ができなくなる」が全てを物語っているのかもしれません。事実であれば。

子供の健康や命よりも義務教育が大切?

義務教育の義務は、文科省の事務的な義務であって、子供達が健全に学ぶべき義務と、
そこら辺勘違いしているのではないでしょうか?

酷いものです。

また、野菜も魚介類等々が放射性物質で汚染されていている物が、
今日本中に流通していますが、これも基準値を厳しくしたら、物が流通しなくなるので、
強制的に日本人を被曝させている。。。

こんなんで日本は大丈夫なんでしょうか。。。大丈夫じゃない気がしてならないです。
by hohohodayo | 2011-05-27 19:37 | 福島第一原発