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退避対象地域の外でも、100ミリシーベルトを超える内部被ばくの可能性

23日、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステムの試算について記者会見する原子力安全委員会の班目春樹委員長(左)。屋内退避対象地域の外でも、100ミリシーベルトを超える内部被ばくの可能性があった

本当に今さらですよ。100ミリシーベルトって、どういうことですか。

で、窓を閉めて屋内にとどまるよう求める一方、屋内では放射線量を4分の1以下に抑えられるとして、「退避区域を変える必要はない」としています。

ふざけるなです。直ちに退避に決まってるでしょ!!

納得できないので、計算してみました。

かりに1日で100ミリシーベルトを被爆するとした時に、1時間辺りの被爆量は、約4.15ミリシーベルト。
マイクロシーベルトに換算すると、一時間辺り4150マイクロシーベルト。

これを、1/4にして計算しますと、約1037マイクロシーベルトで、1.037ミリシーベルトの被爆になります。

これって、原発事故がおきた初期の、正門付近の放射線の数値と同じぐらいです。
あの時、マスコミは騒いでいましたが、それが30km圏外で起きているわけです。

その1037マイクロシーベルトを、1日の被爆量として計算すると、1037×24=
24888マイクロシーベルト。24.888ミリシーベルト。
場所によっては、1日だけで、24ミリシーベルト~100シーベルト以上の内部被爆がありえるということです。(25000マイクロシーベルト~10万マイクロシーベルト以上)

退避対象地域の外でも、100ミリシーベルトを超える内部被ばくの可能性_d0158191_1038490.jpg

地域によっては、体に影響が出てくる人も、少しずつ出てくるのではないかと、懸念しています。

25ミリシーベルト×31日(わかりやすく1ヶ月)としたら、775ミリマイクロシーベルトで、
マイクロシーベルトだと、775000マイクロシーベルトになります。

こういった数値は、政府など把握しているに決まっているのに、
窓を閉めて屋内にとどまるよう求める一方、屋内では放射線量を4分の1以下に抑えられるとして、「退避区域を変える必要はない」としています。

との対応です。信じられますか?

自分は、はなから政府など信用してませんでしたが、この数値と自分の計算が正しいのであれば、もう政府の対応には期待できない。。。

今まで、政府とマスコミの一部の専門家が、圏外は安全と言っていた事は、いったいなんだったんでしょか?

だれが20~30km屋内退避を決めたのか。。。

20~30kmより外では、牛のお乳に放射線物質が出ているんです。
いま、その牛乳を飲んではいけないんです。
ということは、そこにいる人間も、牛と同じとはいわずとも、体内被曝は確実にしているということです。
野菜もそう、水道水もそう、放射性物質が飛散する=内部被爆は起きるんです。

広島にきて、被爆者の方とお話をする事ができました。
約65年経った今も、放射性物質の影響については、分からないこと、はっきりしないこともあると話されていました。

放射線の影響と思われる、検査にでない、免疫の低下などもあったそうです。

放射性物質に対する基準が、なぜ厳しく決められているか?
それは、はっきりしない、よくわからないけど、体に影響が出る人がいるからです。

それを数字だけ見て、直ちに体に影響がないと言う政府と、専門家。

基準が厳しいだけで、体に影響がないというのは無責任過ぎます。
例え微量であっても、国民の皆さんは注意して対策をとり、特に女性や子供は、より注意すべきだと勧告すべきです。

体に関して、放射性物質とは関係なく、いまだに原因が特定ができない事なんて、いくらでもあります。

それがまして放射性物質の影響なら、なおさら謎めいていても不思議ではありません。

専門家が言う、安全性は目安であって、安全だと受け取らないほうが、現状はベストな選択だと思います。

広島には、ぞくぞくと東京などから退避してきた方が訪れているようです。
自分も会いました。会社の命令で、東京支店を閉じて、広島支店へ移動になったという家族連れ。
次の対策も会社側では決めているそうです。

また、広島の社宅も、続々とうまっているとか。

現実の危機は、こういう事なんだと思います。

また、こういった記事も。

「現場に踏みとどまる原発作業員に「死の危険」 仏専門家が増援呼び掛け」

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110324/dst11032407030010-n1.htm

原爆が落とされてから、国はズル上手く、被爆者の方達に、手厚い対応などはしていません。
65年以上ずっとです。
こういう被爆の対応に関しては、日本は、どの国よりもスペシャリストです。

広島に来て、被爆者の方と話して、こういうことが、今回も国民、作業員の方達に行われるのではないかと、懸念しています。
by hohohodayo | 2011-03-24 10:52 | 東北地方太平洋沖地震